タイヤ
MotoGPで勝利するために、重要なカギとなるのが、タイヤ選択である。コースの状態、天気、フリー走行などのライダー自身の感覚などをもとに、決勝レースで使用するタイヤを決定する。その際、タイヤのグリップ力と耐久性は、相反するものなので、この2つのバランスを考えなくてはならない。 公式予選では、残り時間わずかになると、グリップ力が高い(ソフトな)タイヤを装着してタイムアタックをする光景がよく見られる。 このタイヤのMotoGPクラスのレギュレーションが、2007年シーズンから大きく変わった。これは、過去2シーズン中のレースで、2回以上勝利したタイヤメーカー(ミシュランとブリヂストンがこれにあたる。ダンロップは未勝利。)と契約しているチームは、1ライダーがレースウイークに持ち込めるタイヤは、フロントタイヤ14本、リアタイヤ17本の、合計31本に限定するというものである。 この31本のタイヤは、レースウイークの前日までに持ち込みを申告して、検査を受けなければならず、実際のコースの路面状況が予想と大きく違っても、追加の持ち込みは、例外をのぞき一切認められない。 ミシュランは、2006年シーズンまで、レースウイーク中のデータを短期間でまとめ、フランスの工場から、レース決勝当日に最も路面状況に適したタイヤ搬入するという方法をとっていた。このようにヨーロッパの地の利をいかして、長い間、最高峰クラスのチャンピオンタイヤとして君臨してきた。しかし2007年新レギュレーションではこの方法が使えず、結果的に2002年から新規参入してきたブリヂストンに王座を明け渡すこととなった。 2008年シーズンはこのレギュレーションが若干緩和される予定で、フロント18本、リア22本の、合計42本に拡大される予定である。
